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【モバイル・ロボット科】MR科1・2年対抗戦終了。さあ次はスチールファイトだ!

2013.11.28 YSE-MR科の教室で、2年生(マイコン・ロボット科)と1年生(モバイル・ロボット科)のNXT対抗戦(世代交代新旧入れ替え戦)が行われました。
コースは、ETロボコン2013のベーシックコースにNXT-HANZOのアスレティックコースを合体させたものです。
     コースイメージ            コース全体              コース難所部分

機体は、2年生はETロボコン仕様の倒立2輪車、1年生はNXTパレード仕様の3輪車です。競技ルールは、ETロボコン同様に、(ベーシックコースの走行タイム)-(難所攻略ボーナスタイム)をリザルトタイムとします。計測システムは、測距センサーとArdunoを使って、ハードウエア・ソフトウエアとも、1年生が作りました。競技に関わる周辺のことも自分達の設計開発対象にしているので、気がついたことはなんでも作っていきます。
   難所のボーナスポイント       ゴールタイム計時センサー   リザルト結果表示画面

今回は、スチールファイトへ向けた選考会です。1年生は2年生を超えられないようでは12月のスチールファイト出場権は得られません。
見た目はくだけた雰囲気ですが、個々には緊張感が伝わってきます。1走目は、1年生はどのチームも2年生にはかないません。2年生は木屋君がリザルトタイム-23.1秒で1位です。1年生はまともに走れず完走なしです。
<2年生チームの動画:木屋>


<2年生チームの動画:益本>

2走目は、2年生は益本君が木屋君を上回るリザルトタイム、-23.3秒を出しました。どうした1年生・・・と思っていると、調整がうまくいったのか、次々と1年生が頭角を現してきました。終わってみると、1年生のリザルトタイムは-33秒。他のメンバーも全員完走で、2年生を上回りました。
<1年生チームの動画:関・小川・石井才>

<1年生チームの動画:石井凌・鈴木>

このあとスチールファイトに切り替えるのは、12月になってから。今年は、コース練習は本番直前の1週間前になるまで行いません。アイデアをしっかりと落としこんで設計し、その設計をしっかり実装できれば、実際のコース練習はミニマムで済む。今年はこれを試すことにしました。
今回はあくまでデビュー戦。最終目標はETロボコンのようにモデリングがある競技なので、トライアンドエラー方式から脱却して、モデルから実装に落とし込むMDD(Model Driven Development)方式に切り替えていきます。
ロボコンは「課題挑戦型プロジェクト教育」の教育ツールであって、ロボコンそれだけが目標ではありません。スポーツや趣味のロボコン活動と、学生を育てる教育活動としてのロボコンの違いです。

合言葉は、「まずはやってみよう!どうせやるなら楽しんでしまおう。目指すのは、MITメディアラボのような驚きとディズニーランドのようなファンがあるセンモンガッコウ。」そのためには、既存のものに満足せず、常に新しいことへ挑戦する、独立自尊の海賊魂「パイレーツ オブ センモンガッコウ」で行こう!
この船に乗り込むには、勉強が苦手でも、何も知らなくても、コミュニケーションが苦手でも、不器用でも、恥ずかしがり屋でも、誰でもOK。「とにかくはじめたい」「何かやってみたい」「おもしろそうだ」「僕にできるかなぁ」「不安だけどやってみます」・・・この春に入学したそんな1年生達が、12/22の日本科学未来館で開催される第22回全国専門学校ロボット競技会(スチールファイト)デビューします。
YSEに入学するまで、ロボットもプログラムもしたことがなかった専門学校新入生が、8か月で、ここまで力をつけて成長できる・・・YSEオリジナル「課題挑戦型プロジェクト教育」の成果を披歴します。
ぜひご来場、御観覧ください。
会場は、例年の京急蒲田駅前のpio産業プラザではなく、お台場の
日本科学未来館です。
12/22(日)午前中は予選、午後が決勝トーナメントです。

 

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