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平成26年度 第1回組込みシステム研究会実施報告

平成26年度 第1回組込みシステム研究会実施報告
日 時      平成26年4月26日(土) 9:00~12:30
開催場所     本校B3階 B31教室
参 加 者      神奈川県内の高等学校の先生方
講 師       鈴木美朗志(モバイル・ロボット科講師)
助 手      石井凌吾(モバイル・ロボット科2年生)
内 容    ヒステリシス温度スイッチ
概要:
IC化温度センサ、オペアンプ、ソリッドステートリレー(SSR)などを使い、設定した温度(例えば32℃)になると交流100V負荷がONになります。32℃よりも温度が下がると負荷はOFFになります。交流負荷を「機器の冷却ファン」と考えると「機器の温度上昇による熱」を「ファンで冷却」し、「温度が下がる」と「ファンを停止」させることができます。はんだごてを使用する電子工作です。マイコンは使いません。
動作原理
1)IC化温度センサLM35DZを使ったヒステリシス温度スイッチである。
2)LM35DZは1℃あたり10.0mVという温度に比例した電圧を出力する。
3)可変抵抗器VR50kΩによる電圧調整によって温度設定をし、IC化温度センサの周囲温度が設定温度に達すると、トランジスタ駆動回路がONになり、AC100V負荷が作動する。
4)その後、設定温度を少し下回ると、トランジスタ駆動回路がOFFになり、AC100V負荷がOFFになる。
作品:
                 表面              裏面

資料:

図1 ヒステリシス温度スイッチ回路図

図2 部品配置図          図3 裏面配線図
制作実習の様子 :

毎度ご好評をいただき、大変感謝しております。次回も是非ご参加ください。
 

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