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【モバイル・ロボット科】平成26年度 第1回Arduino基礎セミナー実施報告

日     時         平成26年5月31日(土) 9:00~12:00                             
開催場所        横浜システム工学院専門学校旧校舎3階 B31教室
参 加 者         神奈川県内の高等学校の先生方
講     師       仲久保正人(YSE教頭 モバイル・ロボット科教員)
助     手       澤田正道/橋本歩実(モバイル・ロボット科2年生)
内 容
1)モノづくり教育事例紹介ワークショップ 9:00-9:30
ご参加の先生方からそれぞれの取り組みをご紹介いただきました。教育事例紹介、生徒の指導事例紹介、作品紹介、など、どれも貴重で参考になることばかりでした。
YSEの事例としては、今日助手として参加してくれている澤田君、橋本さんのロボコンへの取り組み状況をご紹介いたしました。昨年度の第22回スチールファイト優勝チームの2人です。
2)Arduinio紹介と本日の作品・部品・プログラムの確認・解説 9:30-10:00
Arduinoは北イタリアのイヴレア(Ivrea)という町で生まれたオープンハードウエアで、ハードウエアもソフトウエアも仕様が公開されており、誰でも作ったり使ったりできます。
イヴレアはオレンジを投げ合うオレンジ戦争や、オリベッティタイプライタで有名ですが、タイプライタが廃れた後、町おこしの一環で生まれたのがArduinoでした。
ブレッドボードを使うとはんだやはんだ小手を使わずに回路を組み立てることができます。はじめてブレッドボードを扱う先生からは「これはいい」という声も。
3)回路制作とプログラミング 10:00-12:00
Arduinoはフリーのオープンソフト/オープンハードで、簡単にダウンロードして、すぐに使えます。類似品も多く出回っており、プログラミングの導入教育にはもってこいです。
理 由は、使い方のハードルが低いことと、ブレッドボードと組み合わせて、ハンダ付けなどをしなくてもいろいろな電子回路を作って試してみることができるこ と、また、ユーザが多く、いろんな人がインターネットに情報を公開されているので、それらで勉強できること、などがあげられます。
教育ス タイルも、ものづくりやインターネットやWebやコンピュータなどに共通することですが、先生が身構えて教えなくてはと思わないほうがうまくいきます。方 向付けをしてあげて、面白いと思えば、あとは学生は自分でどんどん進んでいくので、成果を発表できる場を用意してあげるといいです。
作品1)圧電スピーカをArduinoに直挿しで、音を出したり、ミュージックを演奏する作品。
        部品配置図                         回路図

作品2)8個の押しボタンスイッチを鍵盤に見立てた電子ピアノ作品。
           部品配置図                                 回路図
 
プログラム)
program001:圧電ブザー1個で音の確認(時間間隔ミリ秒コントロール)
program002:圧電ブザー1個で音の確認(時間間隔マイクロ秒コントロール)
program003:圧電ブザー1個で音の確認(複数の音を鳴らす)
program004:Tone関数で「ドレミファソラシド」プログラム
program005:ミュージック「蜂が飛ぶ」演奏プログラム
program006:ミュージック「チューリップの花」演奏プログラム
program007:電子ピアノプログラム
ワークショップの様子・・・ご自身で作られた、バーチャル文具ショップサイトのお披露目とご紹介をしてくださったた先生も。
 
YSEも来年度はネットショップビジネスコースがスタートします。
制作中の様子・・・アシスタントの学生諸君が引っ張りだこ。

休憩時間の様子・・・学生とロボットプレイで童心にかえります。

今回もご好評をいただき、大変感謝しております。次回も是非ご参加ください。
 

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