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平成24年度 第2回組込みシステム研究会実施報告

 

平成24年度 2回組込みシステム研究会実施報告


 


日時                     平成24623日(土) 9:0012:30


開催場所         本校3階 301教室


者         神奈川県内の高等学校の先生方


講  師            鈴木美朗志(マイコン・ロボット科講師)


助  手              葛西湧太(マイコン・ロボット科2年生)


内  容    タイマIC-LMC555を使ったDCモータの速度制御


        (LMC555による非安定マルチバイブレータ回路)




 


作品


        表面            裏面





回路図



非安定マルチバイブレータの動作原理は以下の通りです。


1)電源(Vcc)より抵抗(RARB)を通してコンデンサー(C)が充電され、充電電荷はRBと放電用FETを通して放電される。


2)放電されるときにトリガ端子(TR)がトリガされて、出力端子(OUT)から方形波を発振する。発振周波数は、f=1.44/((RA+2RB)×C)で決まる。


3)この発振方形波のデューティ比が50%-100%なので、インバータ(TC4069)を使って反転させ、デューティ比0%-50%の方形波に変換する。


4)このようにする理由は、デューティ比が50%-100%では、DCモータの印加電圧が高すぎて過大な電流が流れてモータを壊してしまう恐れがあるため。


5)デューティ比とは、方形発振波形の1周期における電圧がHIGHの時間の割合(モータに電圧がかかっている時間の割合)である。

 

最後は、製作したマルチバイブレータの出力波が、周波数250Hzから500Hz(周期4ms-2ms)、デューティ比0%-50%で発振しており、DCモータの回転速度を制御できることを、オシロスコープで確認して終了しました。


 




  

今回もたくさんの先生方にご参加いただきました。毎度、ご好評をいただき、大変感謝しております。次回も是非ご参加ください。


以上



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